日本で劇場公開されなかった俳優のベネディクト・カンバーバッチ主演最新作『フィフス・エステート:世界から狙われた男』が、7月16日よりオンデマンドで先行配信されることが決定し、日本版予告編が15日、公開された。

ジュリアン・アサンジ役のベネディクト・カンバーバッチ(左)とダニエル・ベルク役のダニエル・ブリュール(右)

本作は、数々の秘密情報を次々とリークし、世界中のさまざまな情報機関にダメージを与えた内部告発ウェブサイト"ウィキリークス"の創設者ジュリアン・アサンジの実話に基づいたサスペンス作品。アサンジと彼の仲間たちが、危険を冒しながらも"リーク"という武器のみで国家権力の不正に立ち向かう姿をスリリングに描き出している。

主人公ジュリアン・アサンジを演じるのは、英国俳優のベネディクト・カンバーバッチ。アサンジの容姿から言動に至る細部まで研究された、迫真の演技を見せている。また、アサンジの同志、ダニエル・ベルク役を、『ラッシュ』でゴールデングローブ賞などにノミネートされたダニエル・ブリュールが務め、敵対する国務省の事務官としてアンソニー・マッキー、英ガーディアン紙の記者としてデヴィッド・シューリスが登場する。

今回公開された予告編では、"ウィキリークス"により暴かれる隠ぺい事実によって、救われ歓喜する人々の姿と、その一方で、機密で守られていた何百万人もの情報提供者の命が危険にさらされるという事態を引き起こしていく様子が描かれている。一部の国民やマスコミは擁護されるも、国家から脅威として狙われるアサンジたちの行動は、正義のジャーナリズムか、情報テロか。

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