ヤフーは14日、鎌倉新書の協力のもと、人生の最期(ライフエンディング)に関連する総合ポータルサービス「Yahoo!エンディング」を開始した。

同サービスは、2014年5月にヤフーと鎌倉新書と開始した「ヤフーの葬儀手配」のサービス領域を拡大。「家族の死」だけでなく「自分の死」も含めたライフエンディングにおける課題を解決し、万一の場合に備える。

コンテンツは、自身が亡くなった時のために備えておく「生前準備」、葬式の総額見積もりをオンライン上で確認して手配ができる「葬儀手配」、相続税や遺言状などの基礎知識を学べ、インターネット経由で専門資格者に依頼もできる「相続・遺言」など5つを用意した。

「Yahoo!エンディング」トップページ(出典:ヤフーWebサイト)

「生前準備」では、利用登録をすることで、自分が死亡した時に最大200人に向けて送付されるメッセージを、あらかじめ個別に作成しておける。メッセージ保管料は月額180円(税抜)、Yahoo!プレミアム会員は無料。また、生前に登録しておいた友人・知人などに共通のお別れメッセージを表示し、訪問者による追悼メッセージを残せるメモリアルスペースなども利用できる。

死亡が確認できた段階で、生前に利用していた「Yahoo!ウォレット」の課金が停止されるほか、「Yahoo!ボックス」のデータ削除も可能としている。また、利用登録者が亡くなったことを公的証明書(火葬許可証)を基に確認する独自の方法を実現し、なりすましによる遺言メールの誤送付などを防止する。