パナソニック ヘルスケアは9日、薬局向けサービス「ヘルスケア手帳」を7月15日より提供することを発表した。同サービスを導入した薬局の利用者は、無料のスマートフォンアプリを使用することで、受付から調剤完了に至るまでの確認をスマートフォン上で確認することができる。アプリは、Google Play、App Storeからダウンロード可能。

「ヘルスケア手帳」利用イメージ

「ヘルスケア手帳」は、処方箋撮影から調剤完了通知までをひとつのアプリで実現する、薬局向けサービス。同サービスを導入した薬局の利用者は調剤完了呼出まで薬局に行く必要がなくなるため、ストレスの軽減と時間の有効利用が可能になる。なお、スマートフォンを持たない高齢者や子どもには家族の代理入力でもサービスを利用できる。

薬局側のメリットとしては、離れた医療機関からの新規処方箋獲得など事業の可能性が広がり、営業時間外の処方箋受信により薬剤師の業務ピークシフトができるようになる。また、利用者の服用履歴など調剤に必要な情報をWebブラウザから事前確認できるため、確実な調剤業務が行えるとしている。

同サービスは、薬局がWebブラウザから専用サーバにアクセス、ログインするだけで導入することができ、専用端末は不要となっている。

(記事提供: AndroWire編集部)