Dart: Structured web programming

Dartプロジェクトは7月9日(米国時間)、プログラミング言語Dartの仕様がECMA-408として標準化されたと伝えた。ECMA-408は「Standard ECMA-408 | Dart Programming Language Specification 1st Edition / June 2014 (PDF)」として提供されている。対応するDartのバージョンは1.3。

DartがECMA-408として標準化されたことで、今後はGoogle以外のサードパーティベンダがDartの採用シーンを広げることが予想される。標準化されるまではAPIの変更などを懸念して採用を見送るケースがみられるが、今後はこうした不安がなくなることから利用しやすくなる。まずGoogle ChromeがデフォルトでDartを実行できるようになるほか、利用が進めばほかのブラウザも対応する可能性がある。

DartはGoogleで開発されたWebアプリケーション開発のためにプログラミング言語およびそのプラットフォーム。クラスベースのオブジェクト指向を採用している。高い性能とスケーラビリティを発揮できることや、モダンな開発ツールと連携して開発が可能になるように設計されている。実装系はBSDライセンスのもとでオープンソースソフトウェアとして公開されている。