俳優の佐藤健と女優の武井咲が10日、東京・新宿ピカデリーで行われた映画『るろうに剣心 京都大火編』(8月1日公開)の納涼イベントに浴衣姿で出席した。

壇上で軽快なトークを繰り広げた佐藤健(左)と武井咲

冒頭で、司会者から「佐藤さんは浴衣好きなんでしょうか」と振られた佐藤。「もう、最近は毎日浴衣で」と会場の笑いを誘うと、すかさず武井が「ウソつけ!」と鋭く突っ込む。「はい、すみません」と弱気な佐藤の姿は、劇中で神谷薫に圧倒される緋村剣心そのもの。佐藤が「でも、今年の夏からは…本当に、浴衣で…行こうかなと思ってますよ」と慎重に言葉を選びながら発言すると、即座に「どこに?」と問いかける武井。「街に」「えぇ~?」「ダメですか」のやりとりの後、武井が「いや、いいんじゃないですか」と言うと、佐藤は「いいですか」と安堵の表情を浮かべた。

すると今度は佐藤が、「武井さんの浴衣はキャベツの浴衣で」と緑の毬がデザインされた浴衣をいじって反撃。武井が「ひどいと思うんですよね。そんなの全然うれしくない!」とへそを曲げると、佐藤は「かなりハイセンスな…」「いやいやいや、褒めてますよ。かわいい!」と必死に持ち上げる。その後、夏休みの思い出話になり、佐藤が「カブト虫、クワガタ、トンボとか捕まえてましたよ。そんな少年だった」と懐かしそうに語るも、武井は「ふーん」と薄めの反応。佐藤が呆れたように「興味があるんだか、ないんだか」とぼやくと、武井は「いやいやいや、そんなことないです(笑)」とうれしそうだった。

原作は、漫画家・和月伸宏氏が1994年から1999年まで漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載し、コミック累計発行部数5,800万部を突破した『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』。佐藤が主演を務め、2012年夏に公開された実写映画第1弾の前作『るろうに剣心』は、興行収入30.1億円を超えるヒットを記録した。第2弾となる今作は「京都大火編」(8月1日公開)と「伝説の最期編」(9月13日公開)の2部作で描かれ、原作ファンの間で最も人気の高い「京都編」をベースに、日本制圧を目論む新たな敵が待ち受ける京都が舞台となっている。