ディー・ワークスは7月10日、連絡先や問い合わせ情報をグループ内で一元管理できるSaaS「ConnectBass」の提供を開始することを発表した。

ConnectBassは、大きく2つの機能によって構成されている。1つは、Google Apps for Business(以下、Google Apps)の共有連絡先を作成する機能。もう1つは、Webフォームから取得した情報を管理し、対応状況を視覚化する機能になる。

Google Appsの共有連絡先に関しては、「機能としては、Google Appsに標準で用意されているものの、API経由でしか連絡先の追加/編集/削除ができない」(ディー・ワークス 代表取締役 泉 大五郎氏)のが現状だという。ConnectBassでは専用のWebインタフェースを設置し、だれでも共有連絡先を更新できる環境を準備。登録された情報は各ユーザーのGmail画面から呼び出せるほか、入力サジェスト機能にも反映される。

連絡先の一覧画面

一方のWebフォームについては、問い合わせ情報を管理するうえで必要なさまざまな機能が搭載されている。管理画面では、フォームに入力された情報はもちろん、該当ユーザーの過去の問い合わせ履歴や、自社サイト内の各ページへのアクセス履歴なども表示される。また、問い合わせに対してチケットを発行してインシデント管理が可能なうえ、管理画面から直接返信する機能も用意され、返信用テンプレートや返信文を保存したファイルを呼び出すこともできる。

Webフォームで受け付けた情報を管理する画面

さらには、返信メールを自動で送信したり、ユーザーの情報を共有連絡先に登録したりといった機能も搭載されているほか、スマートフォンやタブレット向けの画面も提供されている。

スマートデバイス向けの連絡先一覧画面

価格は、3ユーザーのベーシックプランが月額5000円(税別)、5ユーザーのプロプランが月額1万5000円(税別)。現在は期間限定ですべてのプランが無料で提供されている。

なお、ディー・ワークスではConnectBassの販売開始と併せて、販売パートナーの募集も行っている。