米Microsoftは7月9日(米国時間)、グループウェアのクラウドサービス「Office 365」の中小企業向けの新プランを発表した。新プランは、10月1日以降から提供が開始される。

中小企業向けの新プランは、「Office 365 Business」「Office 365 Business Essentials」「Office 365 Business Premium」の3プランになる。簡単に言うと、「Office 365 Business」はOfficeをオンラインとデスクトップの双方で使えるプラン、「Office 365 Business Essentials」はOffice Onlineやコラボレーション機能が利用できるプラン、「Office 365 Business Premium」はすべての機能が利用できるプランとなっている。

現行プランからの大きな変更点はユーザー数と1ユーザー当たりの月額料金だ。ユーザー数は、現行プランでは最上位プランのみ最大300ユーザーだが(残り2つのプランは最大25ユーザー)、新プランでは全プラン共通で最大300ユーザーに拡張されている。

月額料金は、現行プランでは上から15ドル、12.5ドル、5ドルであるのに対し、新プランは12.5ドル、8.25ドル、5ドルと値下げされている。

中小企業向けOffice 365の新プランの概要

現行プランを利用しているユーザーについては、10月1日以降、新プランへの移行を勧めている。「Small Business」は「Office 365 Business Essentials」に、「Small Business Premium」と「Midsize Business」は」「Office 365 Business Premium」に移行する。

現行プランのユーザーの移行スケジュール

既存のユーザーは10月1日から新プランが適用されるが、新規のユーザーは8月1日から新プランを利用することができる。