フェンリルは10日、オンラインデザインツール「Picky-Pics」をリリースした。「A4-縦」や「名刺-横」、「Facebookカバー」、「プレゼン資料」など、6種類の判型から目的の用途を選び、基本のレイアウトパターンをベースに、約5万点の素材をドラッグ&ドロップ操作でレイアウトできる。利用には無料の会員登録が必要。

Picky-Pics。画像はハガキ-縦のレイアウト作成の例

全体で約200種類用意された基本レイアウトパターンを選択することで、専門知識がなくとも、Webブラウザ上で写真やイラスト、文字などを手軽にレイアウトできるツール。想定用途は、ハガキやFacebookカバーのデザイン、プレゼンテーション用スライド、イベントのフライヤー作成など。作成したデザインはPNG/PDFに出力できるほか、URLの発行により他者と共有できる。

フォントはモリサワフォント18書体を用意し、縦書配置も可能。配置した素材やレイアウトはユーザー側でも自由に動かせ、素材の位置や間隔、サイズを検知するスマートガイド機能などを備える。ユーザーが撮影した写真素材やイラストなども利用でき、1ファイルあたり20MBまでの.jpg、.pngファイルを、全体で1GBまでアップロードできる。

レイアウトパターンは写真点数をベースに、全体で約200種類を用意

素材はジャンルごとに分けられている

ユーザーが自分の写真をアップロードし、素材として利用することも可能

用意されている素材は約5万点。そのうち無料で利用できるものは約1,400点で、今後増加する予定。有料素材は、24時間有効の場合で100円、時間制限なく利用する場合で1,000円(イラスト)・1,500円(写真)での提供となる。決済はPayPalを利用し、購入金額のほか、PayPalの少額決済用手数料および消費税が必要となる。

対応ブラウザは、同社が提供するSleipnirのほか、Internet Explorer 11、Google Chrome、Firefox、Safari。なお、AndroidやiOSはサービス提供時点では未対応。今後対応を検討する予定。

リリース時点では、A4の縦・横、名刺の縦・横、はがきの縦・横、Facebookカバー、プレゼン資料の6種類を用意。プレゼン資料作成時にはスライドショー機能も利用できる