東京エレクトロン(TEL)と米Applied Materials(AMAT)は7月8日、対等な経営統合により誕生する新会社名が「Eteris」であると発表した。

新社名は、ユーザーと業界を前進させていく、革新的技術へ取り組む姿勢を表しているという。「Eteris」は、世界にポジティブな影響を持続的に与えることを最も大切にする。さらに、社名とともに発表したロゴは、テクノロジーの持つすばらしい可能性を実現していく新会社の役割をたたえている。マークの中心の鮮やかな緑色の四角形は、新会社の活力や技術の力、ユーザーの成功を実現するゆるぎない基盤を象徴している。そして、緑を基調とした鮮やかな色と次元の広がりは、新会社がこれから実現していく多くのイノベーションを象徴している。このロゴには、新しい技術革新と成長を後押しする、将来的な機会の拡大という意味が込められているという。

また、先月開催された両社の株主総会において、株主は経営統合に対して強い支持を示した。TELにおいては議決権行使数の約95%、AMATにおいては議決権行使数の約99%の賛成によって経営統合に関する議案が可決されており、この結果は、今回の統合が株主にもたらす価値の大きさを表しているとした。今後、各国における関係当局による審査を含む、経営統合契約に定められている各種の条件を満たすことを前提として、両社の経営統合は2014年後半に完了する見込み。

新会社名「Eteris」のロゴと社長兼CEOであるゲイリー・ディッカーソン氏(左)とTELの代表取締役会長兼社長である東哲郎氏(右)