リクルートキャリアはこのほど、「次世代リーダーとなり得るビジネスパーソンの実態調査」の結果を発表した。

リクルートキャリアはこのほど、「次世代リーダーとなり得るビジネスパーソンの実態調査」の結果を発表した。調査は6月17日と18日の2日間に、35歳~44歳で年収750万円~2,000万円のビジネスパーソン1,000人(年収750万円~1,000万円未満782名、1,000万円~1,200万円未満129名、1,200万円~2,000万円89名)を対象に実施されたもの。

年収が高い人ほど「やりがい」を感じている

「現在の仕事にやりがいを感じているか」という問いに対しては、全体の59.6%が「感じている」と回答。年収別に見ると、「やりがいを感じている」と回答したのは、750~1,000万未満の人は56.6%であるのに対し、1,200万~2,000万の人は73.0%という結果になった。

「さらなるキャリアアップに向けて、前向きにチャレンジしたいか」 については、全体の77.6%が「したい」と回答。

一方、「今後も順調にキャリアアップができると思うか」という問いに対しては、「できると思う」と回答したのは全体の23.6%にとどまり、「不安がある」(46.0%)、「難しいと思う」(21.5%)、「わからない」(8.9%)という声が多くあげられた。

「今後のキャリアデザインを考える上での不安要素」については、「今の会社でもっと上の役職につくのは難しい」(32.5%)、「近年、若手の頃に比べて、自身の成長が停滞している/停滞しそうだと感じる」(24.2%)、「今の会社や自身の仕事に将来性を感じない」(19.8%)、「今の会社では自分のスキルがコレ以上磨けない/磨きにくいと思う」(18.2%)など上位を占めた。

今後のキャリアプラン、描けてますか?

「3年後のキャリアプランを描けているか」という問いに対しては、全体の62.4%が「ある」と考えている。一方、「10年後のキャリアプランを描けているか」について、「ある」と回答したのは全体の37.2%にとどまった。

「10年後のキャリアプランを明確に描けていない理由」については、「景気や社会環境がどう変化するかわからないから」(33.1%)、「自分のスキルや経験がどこまで通用するかわからないから」(29.5%)、「どんな選択肢があるのかわからないから」(22.2%)などがあげられた。