家庭教師のぽぷらはこのほど、「家庭学習」に関するインターネット調査の結果を発表した。同調査は6月6日~9日にインターネット上で実施。全国の20歳~59歳の、小中学生の子を持つ600名(小学生の子を持つ人300名・中学生の子を持つ人300名)から回答を得た。

「子どもと勉強の必要性について話し合う」家庭は約8割

「学校教育だけでは勉強が足りない」と考える親は約8割

子どもと「勉強の必要性」について話し合ったことがあるかを聞いたところ、79.5%が「話し合いをしたことがある」と答えた。子どもが小学生の家庭では73.0%、子どもが中学生の家庭では86.0%が話し合いをしていた。

「家庭で1日どのくらい勉強しているか」では、勉強をしていない子どもはごく少数

子どもが「家庭で1日どのくらい勉強しているか」を聞いたところ、全体で最も多かった回答は「30分~1時間未満」で36.2%。小学生は「30分~1時間未満」が最も多く41.7%だったが、中学生は「1時間~2時間未満」が最も多く31.7%となり、中学生になると家庭学習時間も増加することがわかった。次いで「子どもに家でどれくらいの時間勉強してほしいと思っているか」を聞いたところ、最も多かった回答は「1時間~2時間未満」で37.0%だった。

「学校教育だけでは勉強が足りないと思う」親が多数派

また、「学校教育だけでは勉強が足りないと思うか」を聞いたところ、「思う」が34.0%、「まあまあ思う」が44.2%で、合計78.2%が学校教育だけでは「勉強が物足りない」と思っていた。特に中学生の子を持つ親は計84.4%の方が足りないと感じていた。

子どもの成績が伸び悩む理由は「集中力がない」「やる気がない」

「家庭学習で苦労すること」にはさまざまな苦労があがった

「家庭学習で苦労すること」を聞いたところ、1位は「教え方・伝え方がわからない」の38.5%。以下「つい怒ってしまう」31.5%、「教える・伝える時間がない」30.3%となった。また「子どもに勉強を教えるのは両親以外(第三者)の方が良いと思うか」を聞いたところ、「思う」は35.7%、「まあまあ思う」は50.2%で、合計85.9%が両親以外の第三者が勉強を教えた方が良いと回答した。

「子どもの勉強の成績が伸び悩む理由」は、集中力とやる気のなさ

「子どもの勉強の成績が伸び悩む理由」を聞いたところ、最も多かった回答は「集中力がない」で、51.8%が成績の伸び悩む理由として挙げた。次いで「やる気がない」が42.5%となった。中学生の親は「集中力がない」「やる気がない」「要領が悪い」「勉強方法がわからない」という四つの項目で4割を超える結果となり、中学生となるとさまざまな理由から成績が伸び悩んでいるのではないかと考える親が多いようだった。

「勉強の成績を伸ばすために必要だと思うこと」は「褒める」が1位

「勉強の成績を伸ばすために必要だと思うこと」を聞いたところ、最も多かった回答は「褒める」の54.7%だった。また、中学生の親は「学校以外で勉強させる」(40.7%)が小学生の親より13.7ポイント多く、小学生の親は「15分ほどの短時間だけ勉強する」が24.3%で、中学生の親に14.0ポイントの差をつけていた。