日本オラクルは7月3日、インテルの「Xeon プロセッサE7-8895 v2」を搭載したx86サーバ「Sun Server X4-4」「Sun Server X4-8」の提供を開始した。

両製品は、BIOSとOSに含まれるオラクルの技術とXeon プロセッサE7-8895 v2を組み合わせることで、標準的なXeon プロセッサE7-8890 v2と比べて、稼働するコア数やコア当たりの性能をより動的に最適化し、演算処理量に応じて適切なパフォーマンスを発揮させる「エラスティック・コンピューティング機能」を備える。

これにより、異なる処理要求に対して性能と効率をリアルタイムに伸縮させることができる。

両製品は、追加コストなしに「Oracle Solaris」または「Oracle Linux」を搭載でき、仮想化技術「Oracle VM」も無償で利用可能。また、リアルタイムのビジネス・アナリティクスや仮想化環境によるクラウド基盤構築に適しているとともに、「Oracle Database」および「Oracle Database In-Memory」との組み合わせることで、クエリを高速に処理することが可能。

「Sun Server X4-4」は、前世代機種と比べて1.5倍となる最大60個のプロセッサ・コア、同3倍となる最大3TBのメモリを搭載している。最大ストレージ容量は、7.2TBのディスクまたは4.8TBのフラッシュで、最小構成価格は349万7,930円(税抜)となっている。

「Sun Server X4-4」

「Sun Server X4-8」は、前世代機種と比べて1.5倍となる最大120個のプロセッサ・コア、同1.5倍となる最大6TBのメモリを搭載している。最小構成価格は754万6,308円(税抜)。

「Sun Server X4-8」