デルと日本マイクロソフトは7月2日、大塚製薬が同社のMR(Medical Representatives:医薬情報担当者)向けに、Windows 8.1 Enterpriseを搭載したタブレット端末「Dell Venue 11 Pro」を1,900台採用し、6月末までに配備を完了したと発表した。

これまで、大塚製薬はMRにートPCとタブレットを配備していたが、2014年6月のタブレット端末の契約更新に際し、これまで利用していた他社OSのタブレットから、PCとしてもタブレットとしても利用可能でPCと同等のサポートを受けられるWindowsタブレット「Dell Venue 11 Pro」に乗り換えた。

デルのWindowsタブレット「Dell Venue 11 Pro」

今回、大塚製薬は端末の一元化による生産性向上を考え、Windowsタブレットを採用し、ノートPC とタブレットの2台に分かれていたMR用の端末を、タブレット「Dell Venue 11 Pro」に統合した。

端末の一元化とWindows 8.1 Enterpriseの採用により、導入・管理費用が約50%削減できるほか、端末が紛失・盗難した時にも、Windows 8.1 Enterpriseの暗号化機能「BitLocker」によりデータ漏洩のリスクを抑止することができる。

大塚製薬は、今回の刷新とこれまでのタブレット活用のノウハウを組み合わせることで、端末の使い分けを意識することなく、「人が考える」ことに今まで以上に集中できる環境が整い、より創造的な活動が実現できるものと期待しているという。