Net Applicationsから2014年6月のデスクトップOSシェアが発表された。2014年6月はWindowsがシェアを増やし、Mac OS XとLinuxがシェアを減らした。Windowsは先月もシェアを増やしており、このところ増加傾向を示している。Windows 7が50.55%を全体の過半数を占めた。これにWindows XPの25.31%が続いている。Windows 7とWindows XPで全体の75%以上を占めている。

バージョン別に見るとWindows 7とWindows XPの双方がシェアを増やしている。Windows XPのセキュリティサポートは2014年4月のアップデートを最後に終了しているため、こうしたシェアの変動はセキュリティ的に好ましくない状態が続いていることを示している。Windows 8.1のシェアは増加、Windows 8のシェアは減少しており、Windows 8からWindows 8.1への移行が進んでいる様子が見える。

ただし、Windows 8.1とWindows 8のシェアの合算ではシェアが減っており、Windows 7やWindows XPほどは活用されていない状況が見えてくる。2014年6月はIEもシェアを増やしており、Windowsのシェア増加と関連しているものとみられる。

2014年6月デスクトップOSシェア/円グラフ - Net Applications報告

2014年6月デスクトップOSバージョン別シェア/円グラフ - Net Applications報告

2014年6月デスクトップOSシェア/棒グラフ - Net Applications報告

2014年6月デスクトップOSバージョン別シェア/棒グラフ - Net Applications報告

順位 プロダクト 今月のシェア 先月のシェア 推移
1 Windows 91.53% 90.99%
2 Mac 6.73% 7.39%
3 Linux 1.74% 1.62%
順位 プロダクト 今月のシェア 先月のシェア 推移
1 Windows 7 50.55% 50.06%
2 Windows XP 25.31% 25.27%
3 Windows 8.1 6.61% 6.35%
4 Windows 8 5.93% 6.29%
5 Mac OS X 10.9 3.95% 4.15%
6 Windows Vista 2.95% 2.90%
7 Linux 1.74% 1.62%