ZigBeeアライアンスは7月1日(米国時間)、ZigBee IPの最新規格として、IPv6をベースとした完全な無線メッシュネトワーキングソリューション「920IP」のテストと開発を完了したと発表した。

同規格はECHONET Liteと日本特有のHEMSに関する要件に対応可能な規格で、ネットワークおよびセキュリティレイヤ、アプリケーションフレームワークを追加することで、IEEE802.15.4規格を拡充することが可能となっており、これにより6LoWPAN、IPv6、RPL、UDPなどの標準的なインターネットプロトコルに基づくコスト効率とエネルギー効率に優れた無線マルチホップ・メッシュネットワークの提供が可能になるとしている。

また、TLS-PSK、EAP、PANAなどのセキュリティおよび認証機能に加え、AES-128-CCMアルゴリズムに基づくリンクレイヤ・フレームセキュリティにも対応している。

なお、ZigBeeアライアンスでは、今後、ZigBee認証プログラムの拡大を発表し、920IPを使用したECHONET Liteデバイスの最終製品の認定を開始する予定だとしている。