JR東日本新潟支社は、10月19日始発から信越本線脇野田駅を移転すると発表した。現在の駅より120m西側、北陸新幹線上越妙高駅(2015年春開業予定)の隣接地に建設した橋上駅舎を使用する。

脇野田駅新駅舎イメージ

西口イメージ

現在の脇野田駅と北陸新幹線上越妙高駅は約120m離れており、広域駅としての駅前空間が十分に確保できないことや、新幹線と在来線に挟まれる土地の有効利用が難しいなどの問題が浮上していた。このため、2つの駅の立地自治体である上越市は、信越本線を新幹線新駅の西側に移設し、脇野田駅と上越妙高駅を一体駅として整備することを決定。2012年6月から工事を進めてきた。

新駅舎には、エレベーター、多機能トイレ、音声案内設備、音響案内設備、触知案内図といったバリアフリー設備を設置。供用開始にともない、自由通路も暫定供用開始となり、東西両方から駅を利用できるようになる。

これに先立ち、10月18日21時30分頃から19日始発まで、脇野田駅付近の線路切換工事を実施。21~23時台に同駅を通る下り(直江津行)列車3本、上り(新井行)列車2本は、新井~直江津間または新井~高田間で運休となり、バスによる代行輸送を行う。