第一生命保険は6月30日、中期経営計画の実現ならびに次世代システム更改に向け、「Windows Server 2012 R2」をはじめとする日本マイクロソフトの製品群を用いて構成された、最新のプライベートクラウド環境の運用を今年9月より開始すると発表した。

今回、Windows Server 2012 R2を用い、パブリッククラウドにも対応できる柔軟性のあるアーキテクチャをコンセプトに「柔軟性の向上と高い運用効率の実現」「セキュリティ対策レベルの高度化による安全性の向上」「Windows Server 2003サポート終了に伴うOS移行」を実施する。

最終的にはすべてのWindows Server(1,000台以上)に対し、今回刷新を行う基盤へ統合する予定。新しい基盤では、「仮想化技術の強化(Hyper-V、QoS機能など)によるサーバ集約率の向上で物理台数を3分の1以下に削減」「サーバ集約率の向上に合わせ、メディアの削減も含めたバックアップ運用の効率化」「OS標準機能であるHyper-Vレプリカを適用することでRPO(目標復旧時間)の短縮」を実現する。

また、顧客情報を一元管理するとともに、Windows Server 2012 R2で強化された「BitLockerドライブ暗号化」機能を用いた「ディスク全体の暗号化」によるデータ保護に取り組み、顧客の個人情報を安全に保ちながら、効率的な業務遂行を支援する。

第一生命保険が今回実現するプライベートクラウドのイメージ