『STAND BY ME ドラえもん』で青年のび太役を演じる妻夫木聡(左)

8月8日に公開されるシリーズ初の3DCGアニメーション映画『STAND BY ME ドラえもん』に、俳優の妻夫木聡がゲスト声優として出演することが明らかになった。

トヨタ自動車の実写版『ドラえもん』CMでのび太を演じている妻夫木だが、『STAND BY ME ドラえもん』では、大人になったのび太の声を担当。自前の眼鏡をかけ、のび太になりきるようにアフレコに臨み「ドラえもんは国民的漫画なので、自分が声をやらせて頂いていいのかという葛藤がすごくありました。のび太の声ですもん。越えちゃいけない壁があるような」と戸惑いがあったことを明かしつつ、「でも『どうしても僕でお願いしたい』と制作のみなさんから何度もオファーをいただいて、その言葉を信じてやらせていただきました」とオファーの経緯を語っている。仕上がりに本作の山崎貴監督も「声が変わりしたのび太そのもの」と絶賛しているという。

原作者である藤子・F・不二雄氏の生誕80周年記念して制作された本作は、ネコ型ロボット・ドラえもんとのび太の出会いや別れが描かれた原作1巻の「未来の国からはるばると」、原作6巻の「さようなら、ドラえもん」、しずかちゃんとの結婚をめぐる原作25巻「のび太の結婚前夜」など、原作の中でも名作と言われる作品をベースに、新たな要素を加えて再構築。監督は『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや『friends もののけ島のナキ』を手がけた山崎監督・八木竜一監督のコンビが手がけ、子ども時代に誰もが一度は憧れた「ひみつ道具」をリアルに体感できる、懐かしくも新しいドラえもんを描いている。

[STAND BY ME ドラえもん]予告篇1


なお、妻夫木は今回の3DCGについて「今までのものとまったく違いますね。見てさらに緊張しました」と語り、好きなひみつ道具には「全てがアベコベになってしまうシュールな世界観が好きです。原作漫画のエピソードって、けっこうブラックだったりしますよね」とアベコンベを挙げている。

映画『STAND BY ME ドラえもん』は、8月8日全国公開。

(C)2014「STAND BY MEドラえもん」製作委員会