CG-ARTS協会は、学生向けクリエイティブ・コンテスト 「第20回 学生CGコンテスト」の応募要項を発表した。作品の募集期間は9月16日まで。

同コンテストのチラシ

同コンテストは、若きクリエイターの才能を伸ばし、見いだされた新しい才能を社会へつなげることを目的としたクリエイティブ・コンテスト。学生によるCG静止画作品を対象に1995年に始まったもので、今年で20回目を数える。

募集作品は、アート、デザイン、アニメーション、映像、ゲーム、ガジェット、ウェブ、アプリなどジャンルは一切不問で、テーマも自由。先端テクノロジーを駆使した作品はもちろん、テクノロジーに批評的な視点を持った作品やジャンルを横断した作品など、これまでの定義では評価しにくい挑戦的な作品も歓迎しているということだ。

審査基準は、「新しいことにチャレンジする姿勢が感じられるか」、「テーマやメッセージを持っているか」、「表現に相応しいメディアやテクノロジーを用いているか」とし、作品に加えて応募資料やネット環境等でのプレゼンテーション力も評価するとしている。審査は映像作家の原田大三郎(審査員長)をはじめ、キュレーター・四方幸子、プロデューサー・豊嶋勇作、ゲームクリエイター・松山洋、アニメーション作家・水江未来らが担当する。

なお、応募に関して、作品をニコニコ動画やYouTube、Vimeo、pixiv、Flickr、もしくは自身のWebサイト等にアップロードした上で、同コンテストサイトからエントリーを行う。審査過程等はインターネットでライブ中継され、10月中旬にノミネート作品を発表。11月上旬に開催される最終審査会にて受賞作品が決定する。受賞作品は12月~来年2月に開催予定の作品展にて公開されるほか、今回は第20回であることを記念し、世界的なアートイベント「アルス・エレクトロニカ」や「札幌国際芸術祭」などの国内外の芸術祭などで受賞作品の紹介機会を増やすということだ。