日産自動車は6月25日日、近未来のハイパフォーマンスカーの可能性を示すバーチャルスポーツカー「日産コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモ」のフルサイズモデルを公開すると発表した。

同車は、「プレイステーション3」専用ソフトウェア「グランツーリスモ」シリーズを開発したポリフォニー・デジタルと協力し、最新作「グランツーリスモ6」の「ビジョン グランツーリスモ」プロジェクトにおいて制作したもの。

26日より、英国で開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2014」の同社ブースで公開される予定。

バーチャルスポーツカー「日産コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモ」

同車は、「グランツーリスモ」誕生15周年を記念した「ビジョン グランツーリスモ」プロジェクトに登場するモデル。英国ロンドンの日産デザインヨーロッパの若手デザイナー達が自由に夢のスポーツカーをデザインするというスタディの一環からスタートした。

ラフスケッチから完成まで全工程で最新のデジタルデザインツールを駆使し、本格的なコンセプトカーとして開発した。加えて、厚木の日産テクニカルセンターの空気力学の技術チームが協力した結果、空力性能に裏打ちされたエモーショナルなボディラインが実現した。

2+2列シートのスポーツカーとして、特別な空力調整が可能なレース技術を採用し、バーチャルカーのパフォーマンスを可能な限り現実に近づけている。

7月に「グランツーリスモ6」でのダウンロード開始が予定されている。