ビートコミュニケーションとJストリームは、携帯電話のキャリアショップを運営するITXが動画共有型社内SNSを導入したことを発表した。ビートコミュニケーションの社内SNSシステムと、Jストリームの動画配信プラットフォーム「J-Stream Equipmedia」が活用されている。

ITXでは、今回導入した動画共有型社内SNSを「ぐっじょぶ!」と命名。1500人に及ぶ従業員のコミュニケーションインフラとして活用している。

「ぐっじょぶ!」の画面

同社は導入前の課題として、北海道から九州まで全国に構える携帯電話ショップにおいて店長間の横断的コミュニケーション手段がなく、ノウハウの共有が少なかったと説明。また、Web会議などを利用することはあったものの、シフト制で勤務する店舗の従業員は会議の時間を確保するのが難しく、経営陣と店長の間においてもコミュニケーション不足の状況に陥っていたという。

ITXはそうした背景から「ぐっじょぶ!」を導入。店舗のスタッフが商品説明/サービスのセールストークをスマートフォンやタブレット端末で撮影し、「ぐっじょぶ!」に投稿するというかたちで全店舗でノウハウを共有している。また、動画に対するコメント投稿や、Facebookのような「いいね!」ボタンを積極的に活用し、直接話すことの難しかった社員間でもコミュニケーションが活性化しているという。

ITXでは、導入効果として、「各店舗の状況を本部や他店舗の社員が常に把握できる環境ができあがったことで、マネジャークラスの社員だけでなく、ITX社員全体の業務へのモチベーションの向上にもつながっている」と説明している。