能年玲奈が主演を務める映画『海月姫』(12月公開)の追加キャストが25日に発表され、片瀬那奈、速水もこみち、平泉成、中村倫也、内野謙太の出演が明らかになった。

映画『海月姫』に出演する俳優陣(上段左から片瀬那奈、速水もこみち、下段左から内野謙太、中村倫也、平泉成)

本作は、講談社の漫画雑誌『Kiss』で2008年から連載されている同名漫画を原作に、能年演じるクラゲをこよなく愛する主人公・倉下月海(くらした つきみ)と、自らを"尼~ず"と称して「男を必要としない人生」を掲げる"オタク女子"たちとの共同生活を描く。女装が趣味の美男子で月海や尼~ずと奇妙な友情関係を築いていく鯉淵蔵之介役を菅田将暉が演じるほか、長谷川博己、池脇千鶴、太田莉菜、篠原ともえ、アジアン・馬場園梓らの出演がすでに発表されていた。

片瀬は尼~ずが暮らす天水地区の再開発を計画しているデベロッパーでグラマラス美女・稲荷翔子、速水はベンツをこよなく愛する鯉淵家の運転手で修とは幼馴染の花森よしお、平泉は蔵之介と修の父親で現職の大臣・鯉淵慶一郎。中村は月海と蔵之介の出会いのきっかけを作る熱帯魚店員役、内野は稲荷の部下で手段を選ばない稲荷に翻弄される柏木をそれぞれ演じる。

「実は私もクラゲが大好きで、江ノ島水族館に行くと、クラゲ館で2時間位ボーっと眺めてるのが好きなんです」と語る片瀬は、自身の役柄を「尼~ずにとっては本当にイヤな奴」と説明し、「できるイヤみな女を一生懸命に少々かわいらしく少々ぶっとんで演じたいと思っています」と意気込みのコメント。一方、『こち亀THE MOVIE』(2011年)以来の映画出演となる速水は、「楽しみながら精いっぱい演じさせていただいています」と報告し、「とても、明るい現場で、心置きなく撮影に入る事ができました。コメディーやラブストーリー、そして、人間の成長をぜひ、楽しみにしていただければと思います」と呼びかけている。

また、自身の"オタク"な一面について、片瀬は「キースヘリングのものを集める、スワロフスキー(キラキラのもの)を色んなものにはる、家電(音モノ)が好き&値切るのが好き、アウトドア(キャンプ&BBQ)&トレッキング、きのことクラゲグッズ集め、ガンダム、ティンカーベルグッズ集め、茶がゆと鍋に異常にはまってます、バイタミックスで毎日スムージー作る、毎週ジャンプの発売を楽しみにしている(ワンピース)、ゲーム全て、ゲームセンターが好き(特にコイン落とし)」と挙げたところで「きりがないのでやめます」。それに対して速水は「僕は、コレクターオタクです」と言い、「シューズやグッズ等のコレクターでもあるのですが、特にアメリカンコミックのフィギュアを集めるのが好きです。自宅の趣味部屋には、1,500体以上のフィギュアを飾っています」と互いにオタクエピソードを披露していた。