近鉄バスはこのほど、関西初の2階建てオープンデッキバスを使用する定期運行バスの新路線が、6月20日付で認可されたと発表した。運行開始日は7月10日となる。

2階建てオープンデッキバス「OSAKA SKY VISTA」外観と客席

新路線に投入される2階建てオープンデッキバスは、既存のバスを改造して2階客席の上部を吹抜けとした車両。客席数は42席(1階席を除く)。路線認可に合わせて、愛称「OSAKA SKY VISTA(オオサカ スカイビスタ)」と命名された。座席から上空を見上げる開放感を表現する「SKY」と、近畿日本鉄道が1960年に日本で初めて導入した2階建てバス「ビスタコーチ」に由来するという。

「OSAKA SKY VISTA」による定期観光バスは7月10日以降、1日4便運行。大阪上本町(近鉄高速バスセンター)を起点とし、大阪城、中之島、御堂筋、道頓堀、通天閣などを経由し、約60分で「あべのハルカス」に到着する。終点は近鉄高速バスセンター。運賃は大人2,000円、小児1,000円。3歳以下の子供は乗車できない。降雨時は原則として運休となる。

座席は予約制。近鉄高速バスセンター、近鉄駅営業所、旅行会社窓口、近鉄バス営業所にて予約を受け付けている。