ファイブ・ア・デイ協会はこのほど、20歳以上の男女1万971人を対象に実施した「野菜と果物の摂取に関するWEB調査」の結果を明らかにした。調査期間は2013年6月。

1日の野菜摂取量と必要量の認識

同協会は、「1日5皿分(350g)以上の野菜と、200gの果物を食べましょう」をスローガンに、消費者や食に携わる企業、生産者、行政と連携し、1日の摂取量を増加させることによって、国民の健康増進に寄与貢献していく5 A DAY(ファイブ・ア・デイ)運動を行うことを目的に活動している。

1日に食べている野菜の量を聞いたところ、最も多かったのは「1~2皿」で、全体で68.4%となった。年代別で見ると、若い世代ほど「食べていない」「1~2皿」の割合が高くなっていた。

また、「1~2皿」の野菜を食べている人のうち62.0%が、1日に食べる適切な野菜の量も「1~2皿」と回答していた。「3~4皿」食べている人にも同様の傾向があり、合わせると7割以上が1日の適量を「誤認」していることが明らかになった。一方、「5皿以上」食べている人の84.7%が、適量は「5皿以上」と正しく回答している。

5 A DAY(1日5皿分以上の野菜を食べよう)や食事バランスガイドの言葉や意味を「知っている人」「知らない人」それぞれに、野菜を何皿食べているかを聞いた。野菜を3皿以上食べている人は5 A DAYを知らない人で24.5%であったのに対し、5 A DAYを知っている人は37.1%と、1.5倍近くが野菜を3皿以上食べていることがわかった。

食事バランスガイドの認知度と野菜摂取の状況

次に、野菜の形態別購入状況を調べたところ、いずれの年代においても野菜を原体購入する傾向が見られた。しかし、カット野菜に関しては、20代は男性26.0%、女性30.1%、30代男性は28.7%、40代男性も27.1%と購入率が高い。一方、30代以降の女性は原体の比率が高くなっている。

野菜の購入場所について尋ねると、特に原体においては「食品スーパー」(78.2%)、「総合スーパー」(45.4%)が高く、カット野菜や総菜に関しては「コンビニ」や「ミニスーパー」が多く見られた。

野菜の形態別購入状況