はてなは20日、同社提供のWebサービスを利用時に使用する「はてなアカウント」が不正ログインの被害にあったことを発表した。不正ログインの試行回数は約160万回(6月19日18時、時点)、実際に不正ログインにあったアカウント数は2,398アカウントにおよぶという。同社では「リスト型攻撃」の可能性が高いとしている。

不正ログインの被害を同社ホームページ上で報告

「はてなアカウント」は同社が提供するWebサービス利用する際に使用するアカウント。不正ログインは6月19日に、ユーザーから「メールアドレスが変更されている」との問い合わせを受けて発覚した。同社が行った調査の結果、不正ログインの試行回数は6月19日18時、時点で約160万回におよび、実際に不正ログインにあったアカウント数は2,398アカウントに上っているという。

同社が被害を受けた可能性が高いとしている「リスト型攻撃」とは、何らかの手段により他者のID・パスワードを入手した第三者が、それらをリストのように用いて様々なサイトにログインを試み、個人情報の閲覧を行うハッキング方法のひとつ。現在、金銭的な被害は確認されていないというが、同社ではユーザーにパスワードの変更などを呼びかけている。

同社は2014年2月にも不正ログインの被害を報告している。

(記事提供: AndroWire編集部)