東京工業大学(東工大)とオリコン・エナジーは6月19日、マイクロ波を再生可能エネルギー分野に応用し、化石燃料対比で高い二酸化炭素排出削減を可能にする技術開発を目指し、2014年7月14日より東工大内に共同研究講座を開設する協定を締結したと発表した。

すでに両者は2013年11月よりマイクロ波を再生可能エネルギー分野に応用する共同研究を行ってきており、今回の共同研究講座の開設は、そうした共同研究を発展させたものとなる。

現在、この共同研究は、実用化に結び付く実験結果を得るため、反応系のスケールアップを実施すべきフェーズに入っており、今回の共同研究講座においては、専任の研究者のもと、社会的に価値の高い研究成果を早期に得るべく、研究を加速させていく予定としている。

なお、講座の設置期間は2016年7月13日までの2年間で、研究費用はオリコン・エナジーが全額拠出する。研究担当教員としては、米谷真人 特任准教授ならびに同大大学院理工学研究科応用化学専攻・教授である和田雄二氏が兼任教授として就任する予定となっている。