Maxim Integratedは6月17日(米国時間)、独自の「ミクスドシグナルPIXI技術」を採用することで、20のA/Dコンバータ(ADC)、 20のD/Aコンバータ(DAC)、または20の高電圧デジタルI/O端子を任意の順序で組み合わせることを可能とした20チャネル、-10V~+10V高電圧ミクスドシグナルデータコンバータ「MAX11300」を発表した。

同製品は、12ビット・マルチチャネルADC、12ビット・マルチチャネル・バッファ付きDAC、および高電圧アナログスイッチと20のデジタルI/Oを内蔵しており、それぞれを個別に設定することが可能なため、基板レイアウトを最適化することが可能。また、-10V~+10Vの電圧範囲を備えているため、高電圧バイポーラ信号が可能だ。

さらに、付属するグラフィカルユーザーインタフェースソフトウェアは、ドラッグ&ドロップでデバイスを設定でき、容易に任意の機能を任意の端子に割り当てることができる。

なお、同製品は40ピンTQFNパッケージ(6mm×6mm)および48ピンTQFPパッケージ(9mm×9mm)で提供され、-40℃~+105℃の温度範囲で動作が保証されている。単価は5.88ドル(1000個以上、FOB USA)からで、各種評価キットなどの提供も開始されているという。

高電圧ミクスドシグナルデータコンバータ「MAX11300」の利用イメージ