日本航空(以下、JAL)と、東日本電信電話(以下、NTT東日本)は6月16日、訪日需要の創出ならびに訪日外国人観光客の利便性向上に向けて、6月下旬より、JAL海外地区ホームページ(海外地区発の顧客向けのJALポータルサイト:世界26地域、日本語を除く11言語)において、NTT東日本の「光ステーション」で利用できる無料Wi-FiサービスのIDとパスワードの提供を開始すると発表した。

NTT東日本「FREE Wi-Fiマーク」

総務省のインターネットアンケート調査によると、訪日外国人観光客の約5割が無料Wi-Fiの利用を希望。現在、空港や駅、コンビニエンスストアなどでは無料公衆無線LAN環境の整備が進んでいる。

今回の提携では、JALが持つ訪日外国人観光客との接点と、NTT東日本が東日本エリア(新潟県、長野県、山梨県、神奈川県以東の17都道県)約46,000カ所(2014年5月31日時点)で提供している外国人短期滞在者向け無料Wi-Fiサービスを連携させ、利便性の向上による更なる利用促進を図る。

具体的には、海外発日本行きJAL便航空券を購入した顧客に対し、JAL海外地区ホームページで、NTT東日本が提供する公衆無線LANアクセスポイントサービス「光ステーション」に14日間無料で接続可能なIDとパスワードを提供。従来は訪日後、接続用のIDとパスワードを記載した「ID/PASSカード」の配布場所である観光案内所などで手続きするものだったが、オンラインでIDとパスワードを取得できる。

「JAL海外地区ホームページ」英語版TOPページ

利用方法および利用可能エリアは「NTT East Free Wi-Fi Japan」を参照。両社は、これらのサービにより、旅行者の満足度が向上し、訪日外国人需要を創出できることを期待している。