楽天は、リアル書店で行われる電子書籍販売の実証事業に、電子書籍コンテンツのサービス提供会社として参加することを発表した。実施期間は11月21日まで。

「楽天Kobo電子書籍ストア powered by楽天ブックス」など2サービスでダウンロード可能な電子書籍カード「BooCa」を、全国4店舗の"リアル書店"で販売する

この実証事業は、書店の活性化を目的に設立された「書店における電子書籍販売推進コンソーシアム」が16日より開始したもの。同事業に参加した書店4店舗では、店頭に電子書籍カード「BooCa」を陳列。コミックや文芸作品、新書など約3,000タイトルの中から選択し、ハードカバーや単行本といった紙媒体と同様に、店頭レジで電子書籍を購入することができる。

また、購入した電子書籍は、楽天の子会社であるKobo Inc.が日本国内において展開する「楽天Kobo電子書籍ストア powered by楽天ブックス」、あるいは凸版印刷が運営する「BookLive!」から選択し、ダウンロードすることが可能。カードに記載されたダウンロード用コードを専用ページ上で入力することで、コンテンツをダウンロードできる。カード上にはQRコードが記載されており、これを利用した場合はコードの入力が省略される。ちなみに、コンテンツのダウンロード有効期限は、カードの購入から6カ月後となる。

なお、この事業の実施店舗は、東京都・千代田区の「三省堂書店神保町本店」と「有隣堂ヨドバシAKIBA店」、愛知県・豊橋市の「豊川堂カルミア店」、鳥取県・米子市の「今井書店本の学校今井ブックセンター」。