楽天は16日、リアル書店の店頭で電子書籍を販売する実証事業に、電子書籍コンテンツのサービス提供会社として参加すると発表した。

同事業は、書店の活性化を目的に設立された「書店における電子書籍販売推進コンソーシアム」が、全国4店舗の書店で実施するもので、楽天のほかに凸版印刷が参加する。対象書店は、三省堂書店神保町本店(東京都千代田区)、有隣堂ヨドバシAKIBA店(同)、豊川堂カルミア店(愛知県豊橋市)、今井書店本の学校今井ブックセンター(鳥取県米子市)。実施期間は2014年6月16日~11月21日。

利用者は、対象書店の店頭に並ぶ電子書籍カード「BooCa」のコミックや文芸作品、新書など約3,000タイトルの中から、好きなタイトルを選んで、ハードカバーや単行本と同様に、店頭レジで電子書籍を購入することができる。購入した電子書籍は、「楽天Kobo電子書籍ストア powered by 楽天ブックス」など、参加電子書籍ストアの中からいずれかのサービスを選んでダウンロードすることが可能となる。

ダウンロード有効期限は電子書籍カードの購入から6カ月後。カードに記載されたダウンロード用コードを専用ページ上で入力すると、コンテンツがダウンロードされる。また、カード上に記載されたQRコードを利用した場合は、コードの入力を省略することができるという。