ストラタシス・ジャパンは6月11日、マルチカラー&マルチマテリアルの3Dプリンタ「Objet500 Connex3」向けのカラー軟質素材および硬質素材を新たに追加したことを発表した。

今回追加された素材は以下のとおり。

  • 3つの軟質72色パレット : ゴムライク素材(TangoPlus)、および硬質不透明素材(VeroCyan、VeroMagenta、VeroYellow)の組み合わせ
  • 3つの軟質68色パレット : ゴムライク素材(TangoBlackPlus)、および同じ硬質不透明(Vero)カラーの組み合わせ
  • 3つの45色硬質グレーパレット : 硬質VeroWhiteとVeroBlackカラーの組み合わせ
  • 1つの45色のグレーパレット : 様々なレベルの透光性や家電製品など、流線型のデザイン、高品質モデルの造形に適した反射と光沢を再現

これらを組み合わせることにより、軟質素材、硬質素材、透明から不透明までのカラー素材による多数の組み合わせを1回のプリントジョブで出力できるようになる。

ゴムライクのカラー素材(TangoPlus)と硬質カラー素材(Vero)で構成される72色パレットの1つ

新素材は紹介動画も用意されている

ストラタシス・ジャパンでは、「新たなカラー・オプションは、本物のような美しさをもたらす鮮やかなカラー・コンポーネントとともに、一般的にグレーが使われる医療、自動車、コンシューマー製品のプロトタイプモデルの造形に最適。また、手作業での組み立てを必要とせず完成品を造形できる。製品デザイナーは、大量生産の早い段階でのデザインの検証と意思決定を行うことができるため、デザインの改善、生産コストの削減、開発サイクルおよび製品化にかかる期間の短縮が可能になる」と説明している。