ニコン子会社の栃木ニコンは6月10日、画素サイズ5μm以上の高解像ラインセンサカメラ向け産業用レンズ「Nikon Rayfact 2-5x 変倍レンズ」および「Nikon Rayfact 2-5x 変倍レンズプリズムタイプ」を開発し、6月より発売すると発表した。

「Nikon Rayfact 2-5x 変倍レンズ」は、高解像ラインセンサカメラを使用した、FPDなどの検査向け設計されたレンズ。大口径イメージサークルφ84mm、明るさF2.5を実現するとともに、被検物のサイズや検査条件に合わせ、2.0倍~5.0倍の広い倍率範囲を1本のレンズで使用することができる。

また、レンズ外周部のギアに外部動力(モーターなど)を接続することで、外部動力による倍率調整が可能となり、さまざまな検査用途に柔軟に対応することが可能だ。

さらに、Rayfactレンズの中でもトップクラスの光学性能により、倍率全域においてレンズ中心から周辺まで歪みの少ないフラットな性能を実現することができるという。

「Nikon Rayfact 2-5x 変倍レンズ」