Texas Instruments(TI)は、同社の車載グレードのワイヤレス・コネクティビティ向けデバイス「WiLink 8Q」の量産出荷を開始したと発表した。

同製品ファミリは、Wi-Fi、 Bluetooth、 Bluetooth low energyやGNSS(GPS/GLONASS)の各テクノロジを1チップに統合した、AEC-Q100車載規格の認証取得済の製品で、すでに自動車業界のTier-1やOEMの数社が2014年から発表する車載インフォテインメント製品に搭載されることが決定しているという。

Wi-Fiによる4本のコンカレントなHDビデオ・ストリームを含む高度なマルチメディアユースケース、Wi-Fi CERTIFIED Miracast、車内のマルチメディア・ストリーミング・ビデオとBluetooth経由のハンズフリー通話(HFP)あるいはステレオ音楽再生(A2DP)の同時動作が可能なほか、GPS、GLONASS、その他の衛星測位手法をコンカレントにサポート。また、iBeacon、自動車のパーソナライズ、配線ケーブルの代替をBluetooth low energy(Bluetooth 4.1)でサポートしているという。