東映、テレビ朝日、BS朝日、朝日新聞社、森アーツセンターは共同主催で7月12日から9月7日まで、東京都・六本木の森アーツセンターギャラリーにて、「特別展 ガウディ×井上雄彦 -シンクロする創造の源泉-」を開催する。

「サグラダ・ファミリア聖堂模型」制作:サグラダ・ファミリア聖堂模型室 (C)Junta Constructora del Templo de la Sagrada. All rights reserved.

井上雄彦「トネット」2013年 (C)I.T.Planning

日本とスペインのアーティストによる時空を超えたコラボレーション

同展は、「2013‐2014日本スペイン交流400周年」を記念する特別文化事業となる。

アントニ・ガウディ(1852年-1926年)は、19世紀~20世紀にかけて、地中海沿いの街バルセロナを中心に活動した建築家。1882年の着工以来、今もなお造り続けられているサグラダ・ファミリアをはじめ、グエル公園、カサ・ミラ、カサ・バトリョなど、ユネスコ世界遺産にも登録される数々の独創的な作品を遺している。

井上雄彦(1967年-)は、日本にバスケット・ブームの火をつけ、国内発行部数が1億部を超える漫画作品「SLAM DUNK」の作者。ほか「バガボンド」「リアル」などの作品を描くことにとどまらず、京都府・東本願寺に描いた親鸞の屏風絵など、漫画家の枠に収まらない活動を行っている。

同展では、カタルーニャ工科大学の監修のもと、ガウディ自筆のスケッチや図面、大型の建築模型や、家具などの資料約100件を展示。井上は、ガウディの人間像とその物語を描き、大型作品を含む約40点を同展のために描き下ろす。また、3面スクリーンによるシアター映像、プロジェクション・マッピングを展開する。

アントニ・ガウディ「モンセラー(ムンサラー)修道院付属聖堂、頭部側立面図」1876年作原画の複製 (C)Abadia de Montserrat

カザス・イ・バルデス工房(アントニ・ガウディのデザインによる)「カルベー氏執務室肘掛椅子」1899年 (C)Gasull Fotografia

リュイス・ブネット・ガリー「カサ・バトリョ(カザ・バッリョー)横断面図」1958年 (C)Càtedra Gaudí

チケット料金(すべて税込)は、一般・大学生が当日1,800円、前売/団体1,600円。中学・高校生は当日1,300円、前売/団体1,100円。4歳から小学生は前売800円、当日600円。団体料金は15名以上に適用。3歳以下は無料となる。

特別セット券の「ガウディ×井上雄彦 オリジナル越前和紙ブックカバー」(C)gaudinoue 2014-15

数量限定で越前和紙のブックカバーとの特別セット券も

同展の観覧券と、井上作のキャラクターがデザインされ、越前和紙で作られたオリジナルブックカバーの会場引換券がついた特別セット券が、7月11日まで数量限定で発売される。料金は2,500円(税込)となる。

会場の所在地は、東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ 森タワー 52階 森アーツセンターギャラリー。開館時間は10時~20時。最終入場は19時半となる。詳細は、同展の特設WEBサイトで確認することができる。