「ゲイシャ」と聞いて何を思い浮かべるだろうか。おそらく大半の人が「"芸者"でしょ? 」となるはずだが、ひょっとするとコーヒー好きの中には「ああ、あれね」となる人もいるかもしれない。……そう、「ゲイシャ」という名前のコーヒー豆品種があるのだ。

「マイナビウーマン」の「ゲイシャ」紹介記事はこちら

「カフェ & バー プロント」で販売中のアイスコーヒー「ゲイシャブレンド」(380円・税込)

ゲイシャは、高品質で有名なアラビカ種の中の原種。非常に栽培が難しく、収量も他のコーヒー豆の半分ほど。希少価値の高いコーヒー豆である。起源はエチオピア、ゲイシャという名前はエチオピアの地方名由来とされている。

ゲイシャを一躍有名にしたのは2004年にパナマで開催されたコーヒー品評会「ベスト・オブ・パナマ」。当時の落札価格最高額を記録し、世界中にその名が知れ渡った。そんな希少で高価なゲイシャが実は身近なあの店舗で飲むことができる。

現在「カフェ & バー プロント」では、アイスコーヒー「ゲイシャブレンド」を販売中。価格はなんと380円(税込)。同店定番の「アイスコーヒー」がRサイズ240円であることを考えると多少値がはるが、希少豆を使っていることを考えると、非常にお得感がある。でも、いくら高級な豆を使っていても、肝心なのは味わいだ。早速プロントに行き、飲んでみることにした。

ちなみに、ゲイシャブレンドは、イートインだとブロンズグラスに注がれ、テイクアウトの場合は"ゲイシャ"とプリントされたかわいいステッカーを貼ったカップでの提供となる。このデザイン、実は芸妓衆が名刺代わりに持ち歩いている「千社札」をモチーフとしたものだ。この千社札は、財布に入れると「お金が舞い込む」といわれている。

フローラルで完熟フルーツのような甘みも

キリッと冷えたゲイシャブレンドを口に含むと、ふわっとフローラルな香りが広がる。しっかりとしたボディ感はあるのだが、後口はすっきり。香りの余韻はいつまでも続く。丁寧に手摘みしたコロンビア産の完熟豆を使用しているとのことで、上品な甘みも感じられる。

上品で華やかな味わいのこのアイスコーヒー、まずはミルクもシロップも加えずにブラックで楽しむのがオススメだ。この夏限定の「ゲイシャブレンド」、ぜひ体験してみてほしい。