ニュージーランド航空のボーイング787-9型初号機が5月29日、米国ワシントン州シアトルにて初のテスト飛行を無事終了した。

ニュージーランド航空色に染まったボーイング787-9型初号機

最終段階に来た787-9型機

同社はボーイング787-9型機のローンチ・カスタマーであり、これまでに計10機を発注している。同社ならではのブラックボディーに塗装された機体(機体登録番号ZK-NZE)は現在、引き渡しまでの最終段階にある。

最初のテスト飛行はB1フライトと呼ばれ、2名のパイロットがあらゆるシステムを試してパフォーマンスを確認。機体の性能を細部にわたるまでテストすると同時に、飛行中、あらゆる面からキャビンの機能も試される。

シアトルの北にあるペイン・フィールド空港を現地時間午後1時45分に飛び立った飛行機は、高度1万1,800mに達し、B1フライトの標準速度である360ノットで飛行。3時間10分後に、再びペイン・フィールドに戻った。