クラウドファンディングサイト「INDIEGOGO」にて資金を募集していたガジェット「mi.1」が、2014年6月17日の募集締切を前に目標金額を達成した。「mi.1」はMIDIデータをBluetoothで通信できるガジェット。目標額30,000ドルに対し、30日17時時点で30,151ドルが集まっている。

開発元は静岡県浜松市に所在するキッコ サウンド。電子楽器メーカーとして、MIDIコントローラー「QUICCO SOUND:G.16」を開発した実績を持つ。今回目標金額を達成した「mi.1」は、MIDIインタフェースを持つ機器に接続すると、iPadやiPhoneなどのiOSデバイス内のMIDIデータを、接続したMIDI機器とBluetoothで通信できる。これにより、例えばiPadの音楽制作アプリで作成したMIDIデータを、「mi.1」を接続した電子ピアノからワイヤレスで鳴らす、といった動作が可能だ。

支援は20ドルから可能で、「mi.1」本体が獲得できる支援特典は35ドルから。出荷時期は2014年8月末頃。日本語の購入解説ページが用意されているので、興味のあるユーザーは覗いてみてはいかがだろうか。

INDIEGOGOの「mi.1」資金募集ページ

2014年5月28日から3日間東京ビックサイトで開催している無線機器展示会「ワイヤレスジャパン 2014」で試作機が展示されていた

電子ピアノに接続したところ

mi.1はiOSデバイスと連携する。展示会では、ヤマハの電子楽器アプリ「TENORI-ON」や、アップルの音楽アプリ「GarageBand」などと連携するデモが行われていた