サイボウズは5月29日、Microsoft SharePoint Server(以下、SharePoint)上で開発されたグループウェア「サイボウズ SP Apps」の開発者向けAPIの提供を開始すると発表した。

「サイボウズ SP Apps」シリーズは、SharePointのグループウェア業務領域をさらに使いやすくするアドオン製品として大企業を中心に導入が進んでおり、SharePointのみならず、Exchangeの予定表データのオーバーレイ表示(重ねて表示)や、Outlook予定表へのデータシンクなど、マイクロソフト製品群をまたぐデータ連携機能の標準搭載は特に喜ばれているという。

「サイボウズ SP Apps」サイボウズ SP スケジューラー

しかし、その一方で、ExchangeやOutlookの予定表との双方向によるデータ連携、既設Notes環境からのデータ移行、会議室利用状況レポート出力によるデータの2次活用などの標準化が難しい点が課題となっていた。今回の開発者向けAPIの提供により、そのような多様なニーズに対しても、カスタマイズによる柔軟な対応が可能となる。

今回提供するAPIは、「スケジュール情報の登録」「スケジュール情報の取得」「スケジュール情報の変更」「スケジュール情報の削除」「スケジュール空き時間情報の検索」「スケジュール更新情報の取得」「施設グループ情報の取得」「施設情報の取得」の8種類。

サイボウズは、今後の展開として、「サイボウズ SP Apps」オフィシャルパートナーと、今回の開発者向けAPIを活用したアライアンスソリューションを創出し、今後順次展開を予定している。