ドゥカティ ジャパンはこのほど、同社のネイキッドモデル「モンスター」から、ミッドサイズ・バージョンの新型「モンスター 821」を発表した。112PSを発揮する水冷821ccテスタストレッタ11°エンジンを搭載する。

ドゥカティ「モンスター 821」

「モンスター」は20年以上前にオリジナル・コンセプトが発表されて以来、29万台以上が販売されたヒットモデル。第3世代の現行「モンスター」は昨年11月、ミラノ国際モーターサイクルショーで「モンスター 1200」としてベールを脱ぎ、日本でもすでに発売されている。このモデルは余裕のあるパワーを発生する1,200ccエンジンを搭載しているが、今回発表された「モンスター 821」は、より軽快で取回しの良さに優れる排気量としている。

重量は179.5kg(乾燥重量)と軽量で、モーターサイクルをライフスタイルの一部として表現するモンスターコンセプトの本質に立ち返るものといえる。スタイリングは「モンスター 1200」とほぼ同様で、排気量は小さくとも、ラジアルマウントブレーキキャリパーや倒立フォークといった豪華なコンポーネントは共通している。

シート高を調整できるアジャスタブル・シートも、「モンスター 1200」同様に採用されており、優れた快適性を実現。8レベル・トラクション・コントロール、3レベルABS、3レベル・ライド・バイ・ワイヤといった機能も、ユーザーフレンドリーなライディングモードに統合されている。