スナック菓子「ベビースターラーメン」を製造・販売するおやつカンパニーは28日、米国大手投資会社のカーライル・グループから資本を受け入れることで合意したと発表した。海外市場の拡大を図る。

カーライルは1987年米国ワシントンD.C.に設立。社員700人以上、世界34拠点を有し、そのグローバル・ネットワークを活用して、これまで約500社に上る顧客の成長加速を支援してきた実績を持つという。

おやつカンパニーは1948年前身の松田産業として三重県津市に設立。菓子・食品製造販売を行っており、インスタントラーメンの製造工程で出る麺のかけらを加工した「ベビースターラーメン」が人気商品として知られる。資本金は9,381万円、2013年7月期の売上高は182億円。

おやつカンパニーは、今回の業務資本提携により、カーライルの消費財分野における知見・経験、グローバル・ネットワークなどを最大限に活かし、グローバル・スナックカンパニーへの飛躍に向け、事業基盤の強化、海外展開を加速させる。取得株数や取得額などは不明。

なお、経営執行については、松田好旦代表取締役を中心に現経営陣が中心となって引き続き運営していく。今後は、両社の持つノウハウと経営資源を活用し、これまで同様に顧客から「愛される製品」の販売に努めていくとしている。