Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Google Chromeチームは5月27日(米国時間)、「Chromium Blog: Update on NPAPI Deprecation」においてNPAPI(Netscape Plugin Application Programming Interface)プラグインサポート廃止へ向けた取り組みを予定通り進めていることを伝えた。当初の計画通りに作業を進め、2014年いっぱいでNPAPIプラグインのサポートを廃止する見通し。

NPAPIはWebブラウザ向けのプラグインを開発するために使われてきたAPI。しかしこのAPIは設計が古く、セキュリティを確保しつつ機能を提供するのに適切ではないところがある。また、NPAPIをサポートすることでベースコードが複雑になっているという面もある。NPAPIが必要とされる機能はすでにJavaScriptベースの機能が提供されるようになったほか、NaCLなどの技術を使うことで対応できるためすでにその必要性が低くなっている。

Google Chromeチームは徐々にNPAPIを利用しているプラグインの利用者を減らし、2014年いっぱいでこのAPIのサポートを廃止する見通し。NPAPIのサポートを廃止することでベースコードをよりシンプルにすることができるほか、NPAPIを利用するプラグインが抱えているセキュリティ問題なども解消されることになる。