公開された全119カ国でオープニング1位を記録した『X-MEN』シリーズ最新作『X-MEN:フューチャー&パスト』(5月30日 日本公開)のジャパン・プレミアイベントが27日、東京・六本木ヒルズアリーナで開催され、9カ月ぶりに来日した主演のヒュー・ジャックマン、日本語吹き替え版でミスティークの声を演じる女優の剛力彩芽が出席した。

『X-MEN:フューチャー&パスト』ジャパン・プレミアに登場したヒュー・ジャックマン(左)と剛力彩芽(右)

本作は、未来と過去の2つの時代を舞台に、『X-MEN』のオールスターチームが史上最強の敵、バイオメカニカル・ロボット「センチネル」と戦うシリーズ最新作。会場のステージには、センチネルの頭部像が設置され、イベントが始まると、頭部像が光って左右に割れ、奥からヒュー・ジャックマンが登場した。駆けつけたファンから大歓声が沸き起こる中、ヒューは「コンニチハ~! 私ハ日本へ来テトテモウレシイデス!」とあいさつした。

ヒューはまず「2020年オリンピック開催おめでとうございます!」と祝福。来月に控えたワールドカップについても「決勝戦はぜひオーストラリア対サムライブルーとなることを祈っています」とエールを送った。そして、本作について「今までで最高。最大の敵も現れる素晴らしい作品」と自信を見せ、「キャストも最高。アクションも素晴らしい。ドラマがあって感動でき、ユーモアもある」と加えた。お気に入りのシーンは「ペンタゴンでのキッチンのシーン」とのことだ。

続いて、MCがミスティーク役の剛力を呼ぶと、再びセンチネル頭部像が割れ、剛力ではなくミスティークが姿を現した。再度、MCが剛力を呼ぶと、ミスティークから変身する形で剛力が登場し、ヒューが「ブラボー!」と迎えた。そして、ヒューは改めて「『X-MEN』シリーズに関わって14年になりますが、今回が最高の作品」と太鼓判。また「世界中で大ヒットというのはとてもうれしい」と喜び、「最後に一番素晴らしいベストな国を残しておきました。日本です」と、最後の公開となる日本に敬意を払った。

本作のストーリーに関連して"未来"の話になり、剛力がハリウッド進出を「1つの目標」と言うと、ヒューは「ハリウッドに行くのではなく、ハリウッドから(オファー)来ます」とコメント。そして「歌も踊りもできますよね? 次の『X-MEN』はミュージカルにしましょうか」と提案。また、自身の未来については「何度も何度も日本に戻って来れる未来がほしい」と、熱い日本愛を披露した。イベントの最後には、ヒューと剛力が舞台を降りてファンのもとへ。大歓声が上がる中、サインや写真など笑顔でファンサービスを行った。