三菱電機は5月26日、IHジャー炊飯器「本炭釜」の蒸気レスIHモデル「NJ-XW105J」、コンパクトモデル「NJ-VW105」、およびIHジャー炊飯器「炭炊釜」の蒸気レスIHモデル「NJ-XS105J」、コンパクトモデル「NJ-VX105」「NJ-VX185」を発表した。最大炊飯容量はNJ-VX185のみ10合(1.8L)で、その他の4モデルは5.5合(1L)。いずれも発売は6月21日で、価格はオープンとなっている。推定市場価格はNJ-XW105Jが110,000円前後、NJ-VW105が80,000円前後、NJ-XS105Jが80,000円前後、NJ-VX105が60,000円前後NJ-VX185が63,000円前後(いずれも税別)。

左から「NJ-XW105J」「NJ-VW105」「NJ-XS105J」「NJ-VX105」

NJ-XW105JとNJ-VW105は、釜底中央部の厚みが従来比約1.3倍となる10mmとされ、内釜の発熱体積が約20%向上した本炭釜モデル。炭釜ならではの釜厚全体発熱が最大限に活かされるようになっている。また、釜底中央部への勾配が5度から10度とされることで、沸騰時の釜底中央部での気泡発生が強化され、ふっくらとしたご飯の炊き上がりが楽しめるようになった。なお、NJ-XS105J、NJ-VX105、NJ-VX185の3モデルでは、内釜が厚さ3.5mmのダブル炭コートとなっている。

NJ-XW105JとNJ-VW105では、釜底中央部の厚さが10mmの本炭釜が採用されている

新機能としては、吸水に時間の掛かる玄米を炊く際に吸水を促進する「玄米芳潤炊き」を搭載する。これは、炊飯初期の余熱段階で高温を保つことで、玄米の吸水量を約2.2倍に増加させ、弾力があって渋みを抑えた炊き上がりを実現するもの。玄米芳潤炊きは、発表された5モデル全てで採用されている。

さらに、J-XW105Jは、20種の銘柄に応じて炊き分けを行える「銘柄芳潤炊き」を搭載。銘柄だけでなく、好みに合わせて炊き上がりの食感を選べるようにもなっている。

本体サイズは、NJ-XW105JがW253×D342×H225mm、NJ-VW105がW237×D292×H227mm、NJ-XS105JがW253×D342×H225mm、NJ-VX105がW237×D292×H227mm、NJ-VX185がW263×D317×H257mm。質量はNJ-XW105Jが約6.2kg、NJ-VW105が約5kg、NJ-XS105Jが約6.3kg、NJ-VX105が約5.1kg、NJ-VX185が約6.4kg。最大消費電力はNJ-XW105JとNJ-VW105が1,350W、NJ-XS105JとNJ-VX105が1,270W、NJ-VX185が1,370Wとなっている。