劇団ひとりが自身の小説を映画化し、監督デビューを果たした『青天の霹靂』の初日舞台あいさつが、5月24日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、主演の大泉洋、柴咲コウ、監督の劇団ひとりが登壇した。

左から、柴咲コウ、大泉洋、劇団ひとり

『青天の霹靂』は、大泉演じる売れないマジシャンが、ひょんなことから40年前にタイムスリップし、自らの出生の秘密を知るという感動作。劇団ひとりは、マジシャンの父親役で出演し、大泉と息の合った名コンビを見せる。柴咲コウは、本作のヒロインを演じた。

まずは、雨男として知られる大泉が「今日が"曇天の霹靂"にならなくて良かったと思います」とオーバーリアクションに感涙しながらあいさつ。すると、柴咲も「監督に演出をされたのは、初めてでしたが、とても的確でした」と、大泉と同じように、いきなり泣き顔を披露。劇団ひとりは「やりにくい(苦笑)。泣き芸は僕のものなのに、それを先にやるふたりは最低です」と泣きながら訴え、会場は爆笑の渦となった。

大泉とキャンペーンで全国を回った劇団ひとりは「大泉さんに、いっぱいおいしいものを食べさせられた。このキャンペーンで3kg太った。これでヘルシアウォーターのCMの契約を切られます」と激白。大泉は、慌てて「あれを飲んでないと、とんでもないことになっていました」とフォローし、笑いを取った。柴咲はふたりを見ながら「本当に相性が良い。私は蚊帳の外って感じで、ふたりだけの独特の空気が作られてました」と苦笑い。劇団ひとりも「正直、大泉さんといると落ち着く」と言うと、大泉は「ここまでキレのあるボケをやるのは僕くらいですから」とうなずいた。

最後に、本作でマジックの監修をした魔耶一星(マヤイッセイ)が登場し、劇団ひとりが宙に浮かぶマジックを披露。劇団ひとりは「すごかった」と大興奮。大泉も驚きながら「シルク・ドゥ・ソレイユかと思いました」と大絶賛。終始、笑いに包まれた爆笑舞台あいさつとなった。