2014年5月23日、ソフトバンクモバイル株式会社は歩きスマホ防止アプリケーション「STOP歩きスマホ」の提供を開始しました。社会問題になりつつある「歩きスマホ」。キャリアがアプリを発表したのは、昨年12月に「あんしんモード」を発表したドコモに続き、2社目となります。

「STOP歩きスマホ」は、画面上部に警告文が表示される

「STOP歩きスマホ」の機能は?

「STOP歩きスマホ」は、スマホの画面を見つめながらの歩行による事故防止とマナー向上の取組みとしてリリースされたものです。本アプリをスマホにインストールし、機能を有効化することで、歩きながらのスマホ操作を検知。画面上部に「やめましょう、歩きスマホ。」という警告文が表示されます。とてもシンプルな機能ですが、僅かな振動も検知してくれるので、意識付けにはちょうどよさそうです。

ドコモの「あんしんモード」も同じような機能なの?

「あんしんモード」では、警告文が画面いっぱいに表示されます

ドコモの「あんしんモード」は、ソフトバンクの「STOP歩きスマホ」と同じく、歩行を検知すると警告文が表示されます。ソフトバンクと違って画面全体に表示されるので、インパクトがありますね。それだけでなく、子供が安心してスマホを使えるよう、保護者がスマホとアプリの各種機能を制限する能力も有しています。「スマホを安全に安心して使う」ことに主眼が置かれている結果といえます。

子供の危険から守るのは、何も有害サイトからだけではないということですね。リテラシー教育も一緒にしてくれるので、親にとっても喜ばしいアプリといえることでしょう。

なお、「STOP歩きスマホ」、「あんしんモード」ともに、それぞれのキャリアと契約しているAndroidスマホユーザーだけが利用可能。iPhoneでのアプリは現在の所、リリースされていません。詳しくは、ドコモ、ソフトバンクのWebサイトでご確認ください。

世界中で問題視されている「歩きスマホ」

昨年8月にJR新宿駅でドコモが打ち出した注意喚起のマナー広告

歩きスマホは世界各国で社会問題として取り上げられています。アメリカのニュージャージー州では「歩きスマホ規制条例」が2012年に成立し、この条例の違反者には85ドルの罰金が課せられます。現時点で、日本に同様の法令はありませんが、今以上に被害が広がった場合、規制がかかる可能性も否めません。

歩きスマホは、それをしている人だけが怪我をするだけでなく、周囲に危険を及ぼす事故や怪我、トラブルの原因となります。しかし、「歩いている間はスマホを使わない」という、たったこれだけのことを実行するだけで、こうした事態を避けられます。

しっかりとマナーを守るとともに、歩きスマホをしている人に対し、優しく呼びかけることができたら、今よりも気持ち良くスマホを使うことができるようになるかもしれませんね。

「危険です。歩きスマホ」 みんなで守っていきましょう!

記事提供:gooスマホ部

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