スターティアラボは5月22日、5月23日よりAR制作ツール「COCOAR」の新バージョン「COCOAR2」の提供を開始すると発表した。

「COCOAR」は、AR制作サービスのことで、任意の画像を 『マーカー』に設定し、スマートフォンアプリで『マーカー』をかざし読み取ると、指定した動画や音楽、電子ブック等、様々なコンテンツを表示・閲覧することができるサービス。

新しい「COCOAR2」では、動画が紙面上に埋め込まれたように表現が出来るトラッキング機能を有しており、スマートフォン上のアプリ経由で紙媒体をスキャンすることにより、紙面上で動画が再生されているような感覚で動画を見せることができる。

雑誌の紙面

マーカが埋め込まれた画像と同じ位置で動画が再生しているように見せることが可能

再生しているスマートフォンを傾けると動画の画面も追随する

本サービスにより紙面の表現方法が広がることから、書籍や雑誌購入者への特典として、ARコンテンツを提供するといった活用が期待でき、同社では出版社を中心にサービス提供を強化していく予定だという。また、将来的にはアクセスログ解析の強化、3Dコンテンツの対応も視野に入れて開発を進めていく。

価格は初期費用が250万円(税別)、月額保守費用が2万円(税別)。なお、閲覧用のアプリはApp Store及びGoogle Playで無料ダウンロードが可能。