2012年の第37回ホリプロスカウトキャラバンでグランプリを受賞した女優・優希美青が、福士蒼汰主演の映画『神さまの言うとおり』(11月15日公開)に出演することが20日、明らかになった。

『神さまの言うとおり』で高瀬翔子(右:原作イラスト)を演じる優希美青

同作は、漫画雑誌『週刊少年マガジン』(講談社)で連載中の『神さまの言うとおり 弐』を原作に、『悪の教典』(2012年)の三池崇史監督と『半沢直樹』(2013年)の脚本・八津弘幸がタッグを組んだ作品。"巻き込まれ型の"ジェットコースタームービー"をコンセプトに、福士演じる高校2年生・高畑瞬と若者たちが、命を賭けたゲームに巻き込まれていく姿を描いている。

福士と優希は、昨年放送されたNHK連続テレビ小説『あまちゃん』で、"種市先輩"(福士)と"小野寺ちゃん"(優希)の役で共演。優希が演じるのは、瞬と同じ中学に通っていた高瀬翔子で、いじめの苦しみから救った瞬のことをひそかに思い続けている。そんな優希を、三池監督は「犯罪スレスレの美少女の登場です」と紹介し、「男として、一線を踏み越えてみようと思う」とコメントを寄せている。

現在中学3年生の優希は、「高校生役だったので正直、決まると思っていなかったです」と意外だったようで、「ホッとしたし、とてもうれしかったです」と喜びを表現。「翔子は瞬を一途に思っている女の子なので、乙女らしいところをちゃんとお芝居で表現したいです」と意気込み、「新たな気持ちで福士さんとご一緒するのが楽しみです。お芝居の事、いろいろ教えてもらいたいです! 種市先輩はアキちゃんのものなので、小野寺ちゃんは獲らない(好きにならない)と思います」と福士との再共演を心待ちにしている。

本作は、福士をはじめ、瞬の幼なじみでヒロイン・秋元いちか役に山崎紘菜、瞬の同級生で暴力を愛する問題児・天谷武役に神木隆之介が出演。また、優希のほか、瞬と同じクラスで親友のサタケ役を『永遠の0』(2013年)、『白ゆき姫殺人事件』(2014年)、『WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~』(2014年)などの話題作が続く染谷将太が演じることが決定した。

(C)2014「神さまの言うとおり」製作委員会