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東京都墨田区・東京都江戸東京博物館では7月27日~9月15日、「思い出のマーニー×種田陽平展」 を開催する。

ジブリ最新作『思い出のマーニー』の世界を、巨大空間アートで表現

同展は、2014年7月19日公開のスタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』(米林宏昌監督)の世界を、同作で美術監督を務める種田陽平が巨大空間アートで表現する展覧会。

種田氏はクェンティン・タランティーノ、三谷幸喜ら数々の監督から絶大な信頼を得る映画美術監督。2010年には米林監督のデビュー作『借りぐらしのアリエッティ』公開時に東京都現代美術館などで開催した「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」で全国で70万人を動員。小人の住む世界を巨大な展示作品として作り上げ、大きな話題となった。

『思い出のマーニー』は、主人公・杏奈がマーニーと出会う、物語の鍵となる重要な舞台"湿っ地(しめっち)屋敷"で起こる、ふたりの少女の幻想的なストーリー。

物語の重要な舞台となる「湿っ地屋敷」 (C)2014 GNDHDDTK

種田氏は、同作で初めてアニメーション映画の美術監督に挑戦、"実在するようで実在しない"現実とファンタジーの境目を描く美術で、作品の世界に広がりと深みを与えている。

Photographer Zhou Yulong

会場では、自身が美術監督を務めるアニメーション作品の世界を、自らが実写映画セットのように表現していく。物語に登場するあらゆる小道具や装飾のディテールにも徹底的にこだわり、訪れた人は物語の秘密に触れ、種田陽平が創る「マーニーのいる世界」を体感することができるという。

また映画の美術資料も併せて多数展示予定。アニメーション映画美術と実写映画美術の融合がさらにスケールアップして再び実現する。家族で楽しめる魅力的な展覧会となっている。

会期は、7月27日~9月15日。開館時間は、9時30分~17時30分(土曜日は19時30分まで/休館日:8月4日、9月1日)。入館は閉館の30分前まで。会場は、江戸東京博物館 1階展示室(東京都墨田区横網1-4-1)。

観覧料は、一般1,300円(前売り1,100円)、大学生(専修・各種含む)1,040円(前売840円)、小学生・中学生・高校生・65歳以上650円(前売り450円)。