その中毒性の高さから一躍大人気となった一方で、開発者が日常を破壊されたとのメッセージを残してアプリストアから削除された無料ゲーム「Flappy Bird」が、新たにマルチプレイヤー機能を搭載して復活するようだ。CNBCのKelly Evans氏が、アプリ作者であるDong Nguyen氏のメッセージを伝えている。

Flappy Bird

これはCNBCのTwitterアカウントを通じてEvans氏が報告している。"すぐ"というわけではないものの、これまで他社への売却や譲渡を否定していた同アプリが、オリジナルの筆者の手でパワーアップして復活することになった。

Flappy Birdは横スクロール型アクションゲームで、鳥型のプレイヤーキャラを操作して障害物を避けながらスコアを競うAndroidとiOS向けのバージョンが公開されていた。シンプルながら、その中毒性の高さが大きなポイントだったといわれている。ベトナムのハノイ在住のDong Nguyen氏によって開発・公開され、瞬く間に人気アプリとなった。

だが同氏は今年2月に突然「成功の一方で日常が破壊された」という理由でアプリストアからの削除を予告し、同時に譲渡等の意向もないことから、そのまま新規ユーザーはプレイ不可能な状況となってしまった。公開停止を巡ってはさまざまな噂が流れたが、急に人気が高まったことで作者の元に大量のクレームや意見が押し寄せ、その状況にうんざりしたというのが大筋の見解だ。

公開停止されたことで、世間にはFlappy Birdに類似したゲームやアプリが大量に氾濫することとなった。例えば、FlapMMOといった原作に比較的忠実なゲームをWebブラウザ上で再現するものなどだ。

また、これに乗じてマルウェアを仕掛けた海賊版が多数アプリストアに投稿されることを警告するケースも出現し、公開停止と前後して一時期大きなムーブメントになっていたことが記憶に新しい。

だが作者自身はFlappy Birdからは離れたものの、ゲーム開発自体は続けていく意向を示していた。3月後半にあるユーザーからTwitterで質問を受けた際、"すぐに"ではないものの、Flappy Birdの再公開の意向があることを表明しており、その心変わりがユーザーを喜ばせていた。そして、今回の新情報だ。

Business Insiderが関連ツイートをまとめているが、Evans氏本人は8月公開を予定しており、前述のマルチプレイヤー対応のほか、"少し中毒性を薄めた"形での復活となりそうだ。噂には聞いていたものの、実際のプレイ機会を逃していたユーザーや既存のファンは、ぜひ正式公開のタイミングを楽しみにしているといいだろう。