スーパーソフトウエア東京オフィスは15日、スマートフォンで簡単に特撮風の動画を撮影できるアプリ「特撮動画カメラ」、およびワイドショー風の加工動画が撮れるアプリ「スクープカメラ」を公開した。対応OSはiOS7.0以降。価格は無料。

特撮動画カメラ

同社は、スマートフォンで撮影した写真を漫画風に加工できる人気アプリ「漫画カメラ」の開発元で、その発想の元となった画像加工技術をさらに展開し、このたび動画アプリをリリースした。エフェクトやコンテンツを後から重ね合わせるのではなく、ユーザーが動画を撮影する時にリアルタイムでプレビュー処理を行い、さらに作成されたコンテンツの中に既存コンテンツを合成する技術を用いている。

また、「特撮動画カメラ」は、特撮のような合成動画を撮影できるアプリ。アプリを起動し背景動画を選んでカメラをかざすと、リアルタイムに合成動画のプレビューを見ることが可能。通常、動画の合成を行う際にはグリーンバックやブルーバックのような背景を用意するが、より分類しにくい「白/黒」を認識することで、日常のシチュエーションでも合成動画の撮影を可能にした。そのため、動画撮影を行うだけで、誰でも手軽に特撮風の動画が撮影できるとのこと。カメラの詳細設定では「感度」、「滑らかさ」、「境界線」など細かく設定できるため、天候や場所などによってより適切な加工を行える。

スクープカメラ

一方、「スクープカメラ」は、ワイドショー風の動画を手軽に撮ることができるアプリ。人の顔を映すと目の位置を検知し、自動的に黒い帯状の目線を入れ、あたかもスクープされた犯人であるかのような演出が施される。フレームには「犯人の素顔」、「住人の正体」、「密着警察24時」、「事件の真相」などがあり、動画撮影中は声もリアルタイムに変換される。